不思議話~epi・四(死)荷神
私が撮影した心霊写真の話題の流れから、
花屋の娘から興味深い話を聞いた。
『ウチの妹さ、七五三の時の写真に死神が写っててさ。』
「マジか!?
その写真 見たい!!」
『ダメなの。じぃちゃんがその写真を封印してるのょ。これは絶対見せれないって。
じぃちゃん亡くなったけど、何処にその写真を封印してるかも分からない。』
「残念ー!
その死神ってどんなの?
やっぱ、骸骨&黒のマント&鎌 持ってる?」
『…鬼だよ。』
「…鬼??」
『うん、鬼…』
「その写真、見たの?」
『うん、お母さんと私が ソレに気付いて、じぃちゃんに見てもらって、
封印って事になったから』
そー言えば私、3・4歳位の頃、
黒い山高帽と黒いロングコートでステッキを持ったおじさんにガン見された事あって、そのまま抱き抱えられ 誘拐されるかと思ったんだけど、
…いや待て、よくよく考えれば、昭和40年代後半にダウンタウンの出身地であるあの場所で、
そんなハイカラな格好した紳士みたいな人がいるはずが無い。
不思議話は続く