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ハンドメイド作品や独り言など冥土の置き土産に色々残していくょ

土砂崩れ現場にて

何も考えずただ友達宅を目指す私と息子君。

車内で息子君は

パパの発言に対し、

『あの言葉はダメだね。』と言っていた(苦笑)

ごもっともな意見です。


目指す場所、そこは車で5分程の場所。

途中でお友達メンバーの息子さん(高校生)とそのお友達が、シャベルを持って歩いていたので乗っけて行き、

何とか迷わず、無事に辿り着いた友達宅。


この場所に10年程住んで、たった5分のその土地だけど、

ここに入るのは4回目。

過去3回は迷った。

本気で迷子になり、お友達に助けの連絡をしようかと思った程だった。


とりあえず、被災されたお友達に声を掛け、やる気満々でスコップを持ち作業にあたる。

が、少しすると 急な吐き気と目眩と、立っていられない状態になる。

何故だかやたら泣けてくる。が、涙が出ない。

目のピントが合わず、見るモノ全てが完全にボヤけている。

これはマズい!!


作業にあたっている年配の方々にも心配され、少し休ませてもらう事にした。

呼吸も荒く 指先が痺れ、過呼吸になりそうだったので呼吸を整える。


その土地では以前 火災があり、亡くなった方がおられる。

気持ちをめぐらすと御年寄の男性だと察し、後にそうだったと知る。

そこはお友達宅の少し手前にある場所で、不信な事が有り余る。

遺体破棄事件やら、

自死の現場があったりする土地。


そんな私の感性を知ってる仲間達は、そこに私がいる事を心配してくれていた。


少し休ませてもらったが、微力ながらでも作業をする。

立っていられないので座ったまんま、

心の中でヒーリングをし、小さなプラスチックの入れ物を使って コツコツと泥を掻き出す。

モノは小さいけれどコツコツが大切なのは日々、感じる事。

離れた場所で息子君は大人達と交じりながら、大きなシャベルを持ち、何度も何度も泥を運んでいた。

それは暗くなるまで、続けられていた。

学力より人間力。

それを実践する息子君を誇らしく思う。



辺りは暗くなり、丸い大きなお月様が見える。

スピ率高目な息子君と高校生達と、魂の妹の息子さん達と見る大きな黄色いまん丸月。

最長3時間程の滞在だった。

帰宅後直ぐにお風呂へ直行。

水行するも頭痛が取れず。

気持ちを入れ替え、

人間力を発揮する息子君を抱きしめ、本当にありがとう!

偉いね!と伝えた。


見えないけれど色んな感情がその場に留まり、それにヤラれた1日でした。

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